私が一人でするのを、手伝ってね。 Help me do it my self!
当園では、モンテッソーリ教育の原理に基づいた「自主的個別保育活動」を取り入れています。
個々の子供が抱く興味や関心、今やりたいことなど、一人ひとりの欲求を満たす環境を整えることで、
子どもが自主的・主体的な活動に専念でき、集中力や生活の技能・知識を身に付けていきます。
当園では、この教育法を『おしごと』と呼び、毎日取り組むことで「自分の事は自分でできる」子どもを育てていきます。
おしごとには※モンテッソーリ教材を使用します。
教具、教材は『日常生活の練習』『感覚教育』『言語教育』『数教育』『文化教育』という5つの領域に分かれています。これらの教具・教材は0歳から6歳まで年齢ごとに一貫性があり、子どもたちの発達や興味に合わせて環境が設定してあります。
また、教材は教師側が与えるのではなく、子ども達自身が選択します。子どもの主体性を尊重し、各々の発達や興味に合わせて自由に活動させることによって、子どもたちの自立心が高められるのです。
職員は、定期的に園内及び外部の専門的な研修を受け、技術の向上に努めています。
当園では、この教育法を取り入れ、就学児前には心身ともに自立し「自分の事は自分でできる」事を目的とした、成長発達を促していきます。
日常生活の練習
本物の子供サイズの教具を使い、生活の中で直面するいろいろなものの本質に触れていきます。 運動器官を発達させ、独立心を獲得し「自立」への道を歩む原動力となります。 食事の準備とマナー・後片付け・対人関係へのかかわり方・指先や全身運動の調節・動植物の世話等の発達を促し、他の教育に続く分野の基礎となります。
感覚教育
感覚が合理的な方法で発達するように導くことが出来る教具が揃えられています。 色の感覚、においの感覚、重さの感覚、手触りの感覚、音の感覚など、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を目、耳、鼻、舌、肌の感覚器官に訴えかけ、 分類化・同一性・漸次性を明確にし、知的発達の基礎をつくります。
言語教育
言語の基礎を作る時期である幼児期に「話し言葉」をより完成させ、言語が豊かになるように関わっていきます。 さらに「話し言葉」から「書き言葉」へと導き、言語による表現力を広げていきます。 文字遊びや言葉遊びを通して楽しく言語遊びを行い、発達に合わせて体験することで自然に生活に必要な「言語」を身につけていきます。
数教育
生活体験の中で、漠然と親しんでいる数量に対して、規則的に学んでいくことができます。 具体的な物と数の対応や大きい、小さい、長い、多い、少ないなどの数学的な考え方のベースになる要素を、 実際に手に取ったり目で見たりしながら、具体的に感じていきます。感覚で体験した印象を秩序立てる能力を育成し、数の概念獲得へ導いていきます。
文化教育
生活の中で「ありがとう」の気持ちを培い、秩序と調和の心を養っていきます。 歴史、生物、地理、音楽など身近な事物に触れたり、観察したりして、知的好奇心を刺激し想像力を発展しながら、 自分の身の回りのすべてを愛することができる人間になれるように意識化していきます。
※モンテッソーリ教育とは
イタリア初の女性医師として知られるマリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。
それぞれ発達段階にある子どもたちを援助し「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」ことです。
この目的を達成するために、子どもを観察し、そこから得た事実に基づいて教育法を構成し、独自の体系を持つ教具を開発していきました。
その教育法の正しさは、現代の大脳生理学、心理学、教育学等の成果によって証明されています。
子どもが持っている内面の欲求を、環境を準備することで引き出し、子ども自身が自発的に教具と関わることで、自分を創造することが出来る教育です。
参考URL:http://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/about.php